先ごろ、大々的に製作発表が行われた平成ライダーシリーズ第17弾『仮面ライダーゴースト』。「車に乗るライダー」に続いて登場するのは「“おばけ”のライダー」だ。その斬新なモチーフにも注目が集まる一方で、やはり平成ライダーといえば、魅力溢れるフレッシュなキャストの起用というファクターが欠かせない。そこで東映特撮FCでは、製作発表終了直後に、『ゴースト』のメインキャスト3名を直撃。前編に続き、後編をお届けしよう。

キャラクターへのアプローチ(つづき)

大沢 UFOは見たことがあります。

西銘・柳 えっ!?

大沢 あれは間違いなくUFOでした。

 ……いや、そういう夢のある考え方は素晴らしいですよね。

西銘 僕も、良いと思います。

大沢 ちょっと! もしかして引いてる? あれは横浜で……すごく光る星があって。

西銘 星?

大沢 あっ、星って言っちゃったけど(笑)、最初は動かなかったから、キレイな星だなと思っていて。でも、一瞬だけ目を離したら、その星がもうなくなっていたんです。だからあれはきっと……。

西銘 僕の住んでいた沖縄は星がよく見えるから、そういうことはしょっちゅうありましたよ。

大沢 もう! ヒーローなんだから、もっと夢を持ってよ(一同笑)。

FC アカリは「リケジョ」という設定ですけど、それを意識した役作りは?

大沢 物理の本を読んだりして、用語を少しでも頭に入れようと。きっと、独り言を言っているシーンなどで役立つんじゃないかと思いまして。自分自身はリケジョではなく、体育会系です(笑)。

西銘 そういえば、階段を駆け上がるシーンでも、すがすがしい顔をしてたよね。

 あれぐらいは余裕だった?

大沢 余裕というほどではなかったですけど(笑)、やっぱり『仮面ライダー』シリーズのヒロインですから、もし戦う機会があれば、がんばりたいと思っています。

FC 柳さんは、こういう作品では珍しい「お坊さん」の役ということですが、坊主頭はすごく似合っていますね。

 そう言われるとホッとします(笑)。オーディションのとき、プロデューサーさんに自分の頭の形の良さを毎回アピールしたんですよ。それが効いたんでしょうね(笑)。

西銘 もう、僕らにはオナリのイメージしかないよね。

大沢 うん。たぶん、違う髪型だったらわからない(笑)。

 そうなの? 自分では今でもまだ、たまに坊主頭にしているということを忘れちゃうぐらいなんだけど(笑)。

大沢 最初に会ったときはまだ髪を切ってなかったけど、そのときの印象はもう残ってないから……(笑)。

 ちょっとショック(笑)でも、子どもたちには覚えてもらいやすいだろうと。この役を演じるにあたって、「座禅会」に参加してみたんです。本職の方を間近で見ることができたのはとても参考になりました。こういうことでもないと、なかなか接する機会のない方々なので。

FC これからの撮影の中で、特にがんばりたいと思っていることは?

西銘 僕は全部なんですけど、その中でも、とにかく基本的なことから……。自分では感情を出して芝居したつもりでも、それがきちんと観てくださる方々に伝わるのかどうか。常に「伝える」ということを念頭に置いて、毎日の芝居に取り組んでいきます。

大沢 アカリって、早口なんですよ。しかも、けっこう長めの台詞を一気にまくしたてたりするんです。これはアカリの特徴のひとつだと思うので、そういう台詞をいかにテンポ良く、わかりやすく、気持ち良く言えるか……。そういった点に注目して、ご覧いただければうれしいです。

 僕は、この作品を通じて「オナリ現象」を起こしたいですね。オナリが使う言葉は、子どもたちにはなじみがなかったりすると思うんですけど、それを浸透させていければと思っています。もちろん、子どもたちが最初に興味を持つのはゴーストやタケルだろうけど、ゴーストごっこをするときにはオナリのことも意識してもらえるぐらい、欠かせないキャラになりたいです。

西銘 大丈夫、オナリは「愛されキャラ」だから。

 そうかな?

大沢 それに、ちょっと天然ボケなところが「せつない」し(一同笑)。

東映ヒーローの未来を担って

FC  『仮面ライダーゴースト』とともに、この「東映特撮FC」もスタートをきります。そこで、この記事を読んでくださっている、幅広い世代の東映特撮ファンの方々へ、メッセージをいただければと。

大沢 『仮面ライダー』シリーズだけでも、すごい数があるんですよね。自分たちが、その歴史をつなげていく立場にあると思うと、気持ちが引き締まります。『ゴースト』という作品で、その歴史に新たな一歩を刻みたいと思いますので、応援よろしくお願いします!

 ゴーストは偉人の力を駆使するライダーということで、様々な歴史上の偉人が出てくるので、幅広い年代の方に楽しんでいただきたいなと思っています。ひとりでも多くの方にご覧いただくことを目標に、これからがんばります。

西銘  仮面ライダーを演じるからには、今の子どもたちはもちろんですが、昔からのファンの方にも、この新しい『ゴースト』を好きになってほしいという思いがあります。そういう意味では、『ゴースト』はけっこう、すんなり入っていきやすい物語だと感じているので、まずは一度、ご覧いただけるとうれしいです。たくさんの先輩たちに恥じぬよう、僕も精一杯、努力しますので、どうか応援してください!

西銘 駿

ヘアメイク
和田しづか
杉本妙子

衣裳
三浦玄